2021年5月16日日曜日

暗号通貨について思うこと

とっくの昔に他の誰かが思いついて提案しているか既に実現しているのかもしれないけれど、マイニングしている人同士で計算速度をひたすら競争し合って無益な暗号計算のために電力を浪費するのは勿体ないと思うので。

以下のような特徴を持つ有益な通貨が誕生すればいいのにと思った。


・人工知能の学習のような、莫大な計算リソースを必要とする処理を実行したい人が「いつまでに」「いくらまで支払えるか」を設定した案件を投げる。

・マイナーが案件をキャッチする。自身が持つ計算機の能力的に

 → 十分達成可能なら実行して、成果物と引き換えに依頼者から通貨を受け取る。

 → より高い計算能力が必要なら、他の誰かに丸投げするか、協力(並列処理)する。

   → 紹介する相手のエネルギー効率が良い(計算量/消費ワット数が小さい)ほど紹介者へのインセンティブを大きくする。ただし紹介料が振り込まれるのは成果物が依頼者に納品されて依頼者が受理した場合のみ。

・マイナー側は最低賃金を設定しておいて、それを超える案件のみキャッチする。

 → 報酬が安すぎる or 必要な計算リソースが大きすぎる案件は長期間スルーされる。

 → 自分の計算能力に見合わない最低賃金を設定するとキャッチできる案件が減ってしまい稼働率(収益)が低下するので、市場の需要と供給を考えた設定にするのが市場全体にとって理想的な状況になる。

 → 計算能力に対する消費ワット数は出来れば自己申告ではなく電力メーターと連動した正確な値が取得されるのが理想だが、色々と難しそうなので、国や地域ごとの電力の最安値以下の最低賃金にしか設定できないようにして、消費ワット数を偽ると儲けが出なくなる仕組みにする。



これはこれで、実際には流通しだしたら何らかの問題があるのかもしれないけれど、何の役にも立たない暗号を解くために世界中で浪費される電力量が国家レベルに到達するという状況よりはマシなんじゃないかと…。(何の役にも立たない、というと語弊があるかもしれません。暗号通貨が開発された目的を達成することには役立っているとは思います。しかしマイナー同士の競争が激しくなり過ぎて、不必要に計算能力が酷使されて結果的に電力が浪費され、世界中で使用される電力のうちの数%を占めるまでになるのは妥当なコスパだとは思えません。)

自分で開発する能力があれば億り人になるのも夢じゃないかもしれないけれど、できないので、誰でもいいから作って貰えたら凄く有難い…と思う。

私はマイニングした事がなく、投資もしたことがなく、ブロックチェーンの仕組みを書籍で少し読んだ程度の立場の人間が思いつきで書く事なので、的はずれな部分もあるのかもしれないけれど、限りあるリソースは有効利用するべき、と思いました。

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