2016年8月5日金曜日

ファイルにタグを付けて管理するソフトを改良した

先日公開したtags.wsfを数日間、自分で使いこんでみて、使い勝手を良くするためのアイデアがいくつか浮かんだので、それを反映したものを作成しました。
tags.wsfはドラッグ&ドロップで使うことを基本としていますが、今回作成したものはキーボードでの操作を前提とした設計になっていて、tags.wsfのバージョンUP版という位置づけではないのでtags.wsfのソースは変更していません。




起動画面



tags.wsfではファイルもフォルダも「アイテム」としてタグ付けできる扱いにしていましたが、今回の「tags.hta」ではタグ付けできるのはファイルのみです。


まずは「フォルダPath」の入力欄に任意のPathをコピペします。



フォルダPath入力欄でエンターキーを押すか、「list」ボタンを押すと「ファイル」のリストが更新されます。



任意のファイルを選択して、エンターキーを押すか「open」ボタンを押すと、「開き方」リストで選択中の開き方に従って、選択中のファイルを開きます。
今回は「explorer」が選択中だったので、以下のように対象ファイルが選択された状態の新しいエクスプローラが開きました。



ちなみに「開き方」の選択肢は、「tags.hta」を起動すると自動作成される「開き方」というフォルダの中のファイルが入っています。ファイルを追加したり編集すれば開き方を変更することが可能です。



「タグ」の入力欄をフォーカス状態にすると、画面下の広いエリアが2つに分かれます。
上がタグ選択用エリアです。



タグを何も登録していない状況ではタグ選択用エリアは真っ白のままで何も表示されません。
まずは「タグ」の入力欄にカンマ区切りで以下のように複数のタグを入力します。



ファイルにつけたいタグを記入し終えたら、エンターキーを押すか「chng」ボタンを押すと、選択中のファイルとタグが紐づけられます。

紐づけられた情報がある時は「タグ」の入力欄をフォーカス状態にすると、タグ選択用エリアに登録済みタグが表示されます。



「タグ選択用エリア」にタグが表示されている時にカーソルキーで「↑」「↓」を押すと、タグを選択できます。(選択中のタグは背景色が付きます)



タグを選択した状態で「カンマ」キーを入力すると、選択中のタグが「タグ」入力欄に追記されます。



タグ入力欄に何か文字列を入力すると、タグの選択用リストに表示されるタグは、入力された文字を含むタグだけに絞り込まれます。
上記のように「hta」「sample」のタグが登録済みの時は「e」と入力すると以下のようになります。



タグ入力欄に、カンマ区切りで複数のタグを入力している時は、一番右にあるカンマから末尾までの文字列でタグが絞り込まれます。つまり、タグ入力欄に「sample,ta」と入力すると、末尾の「ta」で絞り込まれたタグが以下のように表示されます。



画面最下部のエリアには、タグ入力欄に入力したタグを全て含むファイルだけが絞り込み表示されます。(上記の「sample,ta」と入力されている状態では「sample」と「ta」というタグが付いているファイルを検索していて「ta」と「hta」は一致しないため、表示されていません)



検索タグに対応するファイルとして表示されたエリアでは、登録済みファイルのファイルPathを変更できます。
※ただし、変更後のPathに対応するファイルが見つからない場合は変更は反映されません。



ファイルPathを変更してエンターキーを押すか、入力欄からフォーカスを外すと、変更後のPathに対応するファイルの有無がチェックされます。
ファイルが見つからないと以下のメッセージが表示されます。



登録済みファイルのファイルPathを削除すると



以下のメッセージが表示されます。



「OK」を押すと、対象ファイルの登録が解除されて、表示されなくなります。




以下、ソースです。


今回、dirコマンドやwhereコマンドによる検索はナシにしたので、高速にはなりました。
例えば外付けHDDに入れているファイルにタグ付けした場合、他の外付けドライブを接続して再起動した時にドライブレターが変わるとファイルPathが丸ごと無効になってしまうのですが、その場合は「D:\abc」→「E:\abc」に置換してから開く、というような「開き方」にするか、置換してから「開き方」にPathを渡す機能を実装すれば良いかと思っています。

また、暫く使ってみて何かあったら修正します。

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